プリザーブドフラワーとは
フランス生まれの枯れないお花です。
プリザーブドとは英語で「保存する」という意味。
フレッシュな生花の水分を抜いた後、オーガニックや着色料などを混ぜた薬剤を植物の力で吸わせ、それを特殊加工することで生花と変わらないみずみずしい美しさを保ちます。日本には1996年に初めて紹介されました。1〜2年は美しい状態が保たれます。保存状態が良ければさらに長期間楽しめます。
1. 壊れやすいので取扱いは丁寧に
とてもデリケートで花びらなど壊れやすく傷もつきやすいので乱暴に扱うのは厳禁です。
2. 直射日光は避けて湿気の少ないところへ
プリザの大敵は湿気です!
直射日光が当たる場所や湿気の多い場所では褐色や痛みの原因になります。
湿気を吸ってしまうと染料が染み出したり、花びらが透明になる場合がありますが乾燥すると元に戻ります。しかし、繰り返すと褐色が早くなりますのでお気を付け下さい。
3. お水は絶対にあげないで下さい
色落ちやカビの生える可能性があります。
4. 色落ちしやすいので壁や布に直接触れないように
染料が染み出る場合があるので、花嫁様はブーケの持ち方も気を付けて下さいね。
1. クリアケースに入れての保管をお勧めします
ほこりも付かず、湿気からも守ってくれるので美しい状態がより長持ちします。近くに除湿剤や乾燥材などを置いておくのも良いですよ。
2. ほこりが付いてしまったら
ドライヤーの弱冷風を優しくあてる、又は掃除機の口を花から少し離して吸ってください。直接触れるのは厳禁です。
Q:プリザーブドフラワーはいつ誕生したの?
1987年フランスのヴェルモント社が開発し、1991年に世界特許認定を取得しました。日本に輸入されたのは1996年頃です。
Q:プリザーブドとは?
英語で「プリザーブド」とは「保存する」という意味です
Q:プリザーブドフラワーはどうやって作られているの?
一般的な加工方法は新鮮な切花を有機溶液をつかって脱水・脱色し、保存液や染料を混ぜた溶液をなどを植物の力で吸わせて着色させた後、乾燥させています。溶液はオーガニックなど安全性の高いものを使用しているため人体への害はほとんどありません。
Q:プリザーブドフラワーはどのくらいもつの?
1〜2年は美しい状態が保たれます。保存の状態が良ければ5〜10年は楽しめます。
Q:プリザーブドフラワーにお水は必要?
絶対にあげてはいけません。色落ちやカビの生える原因になります。
Q:プリザーブドフラワーにはどんな種類があるの?
バラ・カーネーション・ダリア・トルコキキョウ・ラン(シンビディウム・カトレア・デンドロビウム・胡蝶蘭・デンファレ)・ガーベラ・デルフィニウム・ガーデニア・カラー・プルメリア・ジャスミン・チューリップ・ひまわり・アジサイなどその他リーフなどのグリーン類も100種類以上あります。まだまだ色々な種類が開発されつつあります。
Q:プリザーブドフラワーの保管方法
湿気を嫌いますので湿気のないところに飾ってください。クリアケースに入れて楽しむことをお勧めします。湿気やホコリから守ってくれます。また、プリザーブドフラワーを飾る近くに除湿剤や乾燥材(シリカゲル)などを置いておくのもいいですよ。また、直射日光に当たると褪色しますので当たらない場所に置いて下さい。
Q:プリザーブドフラワーについたホコリを取り払うには?
ドライヤーの弱冷風をやさしくあてる、または掃除機の口を花から少し離して吸ってください。直接手で振り払うのは厳禁です。
Q:プリザーブドフラワーの花びらが透明になってきました。
湿気を吸ってしまうと、そのような状態になります。特に梅雨時期に見受けられます。乾燥すると元に戻りますので、場所を移動させてみてください。何度も湿気乾燥を繰り返しているとそのまま褪色・劣化してしまうこともあります。
Q:プリザーブドフラワーから液のようなものが染みだしてきました。
プリザーブドフラワーは染料を含んでいるため、湿気が強いと染料が染みだすことがあります。お花だけに限らず、レモンリーフなどリーフ類に多く見受けられます。液は触っても害がありませんが、洋服や布などにつくと取れなくなりますので、カーテンの側や洋服などの近くには置かないようにしてください。そのままほおっておくとカビの生える原因になりますので、湿気の弱いところへ移動してください。
Q:プリザーブドフラワーを作っている会社はどのくらいあるの?
一部のメーカーをご紹介します。まだまだ増え続けています。
「ヴェルモント・・・フランス(生産加工:ケニア)」
「フロールエバー・・・コロンビア」
「ヴェルディッシモ・・・エクアドル」
「大地農園・・・日本」
「アモローサ・・・エクアドル」
「スプレンドーレ・・・中国」
「エルブランシェ・・・日本」
「南原農園・・・日本」
「プリマベーラ・・・エクアドル」
「フィオリエンテ・・・アジア」
Q:プリザーブドフラワーはどのような状態で販売されているの?
花首の状態で箱に入って売られています。最近はステム(茎)付きローズなどもあります。
Q:プリザーブドフラワーにはどんな色があるの?
レッド系・ホワイト系・ピンク系・イエロー系・オレンジ系・グリーン系・ブルー系・ブラウン系・ブラックなど豊富なバリエーションです。各メーカーを合わせるとローズだけでも約200色弱あります。
Q:プリザーブドフラワーはどこで買えるの?
ドライフラワーを扱う資材屋さんか、最近はインターネットでのプリザーブドフラワー専門販売業者も増えていますので手軽に購入できます。また、プリザーブドフラワースクールに入るとそこで花材を買うこともできます。
Q:プリザーブドフラワーは自分でも作れるの?
はい、出来ます。少量であればプリザーブドフラワー加工溶液を使ってプリザーブドフラワーローズを作ることができます。新鮮なほど良いので花屋さんで買ったお花より、ご自宅のお庭で出来たローズを使うとより良いですよ。
Q:プリザーブド溶液はどこで手に入るの?
インターネットなどで販売している業者がありますのでそこで購入できます。
Q:プリザーブドフラワーアレンジに必要な資材は?
ハサミ、グルーガン、ワイヤー、フローラルテープ、セック(耐熱性ドライ用フォーム)が基本です。その他、ピンセット、接着剤などあると便利です。
Q:プリザーブドフラワーの花びらが一枚はがれてしまいました。
1〜2枚程度でしたらご自宅にある木工用ボンドでもくっつけることができますので、花びらの根本にボンドを付け、はがれた花首の位置につけてみてください。
Q:プリザーブドフラワーの花びらがヒラヒラと全部崩れてしまいました。
初心者の方ではリペアするのは難しくなります。プロの場合、メリアという手法を使ってつけ直したり、別の花に変身させたりしますが、たいていは花びらのみをデコレーションとして使ったりします。もしブーケの一輪が取れてしまった場合は、花芯にたっぷりとボンド(木工用でも可)をつけ花びらを付け直してください。
Q:プリザーブドフラワーブーケは海外に持って行けるの?
プリザーブドフラワーは生花ではなく造花の扱いになりますので基本的には大丈夫です。(機内持ち込み内サイズであれば)ただ、生花に間違われることもあったり、最近は検査が厳しいため念のため事前申告や検疫を受けてもいいと思います。ご心配であれは航空会社に確認することをお勧めします。